金属アレルギー
術後_正面オールセラミック
金属アレルギーというと、金属などが直接触れると皮膚にかゆみや、湿疹を 引き起こす症状が思い起こされます。しかしながら近年治りの悪い皮 膚や粘膜の病気の原因として治療に使用していた金属が長い間に溶け出し、 体に取り込まれてアレルギー反応を起こすことが、注目されています。


【金属アレルギーの症状】
・直接金属が触れる部分が湿疹を起こすだけでなく、手足や全身にまで 影響が及ぶ事があります。
・最も多いのは、手や足の裏に水泡や膿をもった膿疱ができる症状です。 次いで、衣服などに触れている皮膚が炎症を起こす接触性皮膚炎や、発疹、湿疹などが代表的な症状です。
・歯科金属などによる金属アレルギーは、金属を使用してから数十年を経 て発症することも多くすぐに症状が現れるとは限りません。
・突然の原因不明皮膚病として悩まれる方も多く、まさかお口の中の金属が原因とは思いもよりません。

【金属アレルギーの治療】
アレルギー源だと判明した歯科金属を口腔内から全て取り除きます。
症状が治まるまでには数ヶ月から人いよってはそれ以上かかる場合があります。

その後、取り除いた部分を金属を使わない方法で補います。

金属アレルギーのリスクを解決するオールセラミック治療
メリット
術後_正面オールセラミック

術後_下咬オールセラミック

1、内側の金属フレームによって光が遮断さ れないため、より天然歯に近い色調が得られる
2、金属イオンによるアレルギーや歯肉の 変色が起こらない
3、歯肉が退縮しても歯との境目が金属を使っ ているものより目立たない
4、高い生体親和性
5、なめらかな表面をしいているのでプラーク が付きにくい
6、金属同等の強度(特にジルコニアセラミックス)
7、均一なブロックから製作するため高品質

8、クラウンからブリッジまで金属を使わないで 製作可能 (ブリッジはジルコニアセラミックス以外では 製作不可) 


デメリット
通常のセラミック(メタル)クラウンと比較して高価である

ジルコニアセラミックス
☆オールセラミックス治療の中で現在最強と言われているのが
ジルコニアセラミックです。

強く、美しい白い歯 ジルコニア セラミックス

酸化ジルコニウム・結晶構造セム画像の拡大 主原料である酸化ジルコニアはその脅威的強度が 注目され産業界ではスペースシャトルの耐熱タイルやF1のブレーキシステムの部品に採用されてきました。 また、人体に対する安全性(生体親和性)もこの素材の特長で、整形外科の分野では人工関節の材料として活用されています。               

<ジルコニアセラミックスのメリット> 

メタル・セラミックス1、ジルコニアセラミックスはホワイトメタルと呼ばれるくらい金属と同レベルの強度を持っていて、
長年に 渡って十分な耐久性を発揮します。
2、他のオールセラミックス治療と比べて内側にメタ ルフレームの代わりに使用するジルコニアが高強度 なので、他システムでは難しい前歯、奥歯の治療や ブリッジ(欠損した歯の両側の歯を支えとして橋を
か けるように装着した歯のこと)にも対応できます。

3、金属を全く使用しないので、金属アレルギーの
リ スクがなくなります。
4、光の透過性に優れたジルコニアセラミックスは、 治療した歯の透明感ある天然歯に近い白さと美しさ を実現。将来性にも金属イオンの溶出による歯肉の 変色(黒色)などの心配がありません。


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オールセラミックの治療症例
【ケース1:オールセラミックス治療】
下の前歯以外全てオールセラミックス治療とインプラント 40代女性
before(途中) 写真W1 after 写真W4
before(途中) 写真W1   after 写真W4
before(途中) 写真W2 after 写真W5
before(途中) 写真W2   after 写真W5
before(途中) 写真W3 after 写真W6
before(途中) 写真W3   after 写真W6

before

この方は金属アレルギーがあるため、お口の中の金属を全てオールセラミックス修復で治したいと来院されました。この様に治す歯の数が多い時はブロックに分けて少しづつ治して行きます。
この時は手や足の裏に水泡や膿をもった膿疱ができる症状や皮膚炎、発疹がかなりひどくとても気の毒な状況でした。金属アレルギーが起こるのは、歯科治療に使用した金属が長い間に口腔内に溶け出し、体に取り込まれてアレルギー反応を起こしてしまうことが原因です。
アレルギー源だと分かった金属を口腔内からすべて取り除きますが、症状が治るまでには数ヶ月から人によってはそれ以上かかります。

after

写真W4:自分の歯と見分けが付かないほど自然な感じでどの歯が人工の歯か分かりにくいです。

写真W5:さすがに上の歯を下から見ると(この様な角度からは他人が見る事は無いのですが)前歯は補強のため2本づつ連結(表から見ても解らないが内側から見えないところで人工歯と人工歯を繋げてある。)してあるので気づかれると思いますが、臼歯(奥歯)は全て修復してあるのが分かりますか?

写真W6:で銀色の奥歯を全てオールセラミックス修復しました。

この方は来院した当初は金属アレルギーがひどく元気も無かったのですが、今は金属アレルギーも良くなり、審美的にも大変綺麗になり、若返ったと大喜びで、新しい仕事を決めて、元気に働いています。

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【ケース2:ジルコニアオールセラミックス治療】
左上奥歯(左上小臼歯、ジルコニアセラミックス) 30代女性
before 写真K1 after(途中) 写真K4
before 写真K1   after(途中) 写真K4
before 写真K2 after(途中) 写真K5
before 写真K2   after(途中) 写真K5
before 写真K3 after(途中) 写真K6
before 写真K3   after(途中) 写真K6

before

この方は、左上の小臼歯(犬歯後方、正中より4,5番目の歯) の黒くなったいるところがすごく気になって来院されました。 金属アレルギーの自覚はないようです。

before写真K1(正面): とても審美的に高い希望があったためジルコニアセラミックスクラウンで治すことにしました。
before写真K2(左):かなり歯肉付近の黒いラインが気になります。笑った時にはスゴク目立ってしまいますね。

after

before写真K2 と比べてafter(ジルコニア)写真k5のどの歯が自分の歯で、治した歯がどれか分かりますか?
ほとんど判別つかない位自然な感じで患者様も大喜びして頂きました。
治した2本の小臼歯(犬歯後方、正中より4,5番目の歯)の周りの歯はすべて自然の歯(全く治療をしていない歯)です。
正面(写真k4)から見ても全く周りの歯と同じ様に自然な感じになっており、大きく笑って高性能カメラで写真を撮った時でも、写真を大きく引き伸ばしたとしても全く分からないと思います♪

患者様のアンケート
Q1、当院に通院して良かった点などをお書き下さい。
A1、時間に余裕があり、丁寧な処置をしてくださる所。
Q2、治した白い歯を入れてみて良かった点をお書き下さい。
A2、以前に比べ、人目を気にせず笑える様になったこと。
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